子どもが巣立ったあとの「ぽっかり感」はあなただけじゃありません。

子育てが“終わる”なんて言い方はちょっと大げさかもしれませんが、
お子さんが高校を卒業して家を出て、大学に通い始めたとき。
それまで毎朝当たり前のように作っていたお弁当も必要なくなって、
バタバタしていた朝がふと、自分だけの静かな時間になる。
そんなとき、
「あれ?私って今まで子どものために毎日頑張ってきたけど、自分のためには何をしてきたんだろう……」
って、ふと思うことはありませんか?
4月中旬、少し時間に余裕ができたなと思った頃にゴールデンウィークがやってきて、バタバタしているうちに日々が過ぎて。
そして6月になった今、またふと感じる「なんだろう、この空虚感」。
これって、実は多くのお母さんたちが経験する感覚なんです。

ミカもそういうことあった?

いやー。。。カナダは日本と環境がちょっと違って子育て中のお母さんも自分の時間を持てる環境にある人が多いから私もその一人で息抜きとか趣味とかさせてもらえてたんだ

それはラッキーだったね!

そうだね!だからそうじゃない環境にいる人のお役に少しでも立てるかなと思う
その虚無感はあなたが素敵な母だった証拠です
今までずっと、子どもを第一に考えて、
お弁当を作って、行事の準備をして、送り迎えをして、自分のことを後回しにして……
毎日が“子ども中心”で動いていたからこそ、
ふと時間ができたときに、「自分が何をしたいのかわからない」と感じるのは、むしろ自然なことです。
でも、そんなふうに感じるあなたは、
それだけ真剣に、愛情いっぱいに子育てをしてきた証です。
そんな素敵なお母さんを持ったお子さんは、きっととても幸せだと思います。
「母」から「わたし」へ、シフトするタイミング

でも、これからは「あなた自身の時間」も大切にしてほしいなと思います。
もし今「自分の好きなことがわからない」と感じているなら、
それもまったく問題ありません。
無理にすぐ見つけようとしなくて大丈夫。
子どもが中学生・高校生くらいになって、少しずつ自立を始める頃って、
親が“自分の好き”を見つけて始めるのにとてもいいタイミングなんです。
子どもはまだ完全には離れていないけれど、少しずつ「親がいなくても大丈夫」と感じるようになる時期。
寂しく感じますよね。でもこのタイミングで、自分のことにも目を向けておくと、
子どもが完全に巣立ったときにも、スムーズに“自分時間”を楽しめる準備ができているはずです。

子供が離れていってると感じる頃が自分の趣味とかを見つけるタイミングって事だよね

そういうこと!
「今からでは遅くないかな?」なんて思わずに、始めてみませんか?
むしろ“今がちょうどいい時期”なんです。
今こそ、“自分にかける時間”を取り戻そう

もしあなたが自分のために何をしていいかわからないと感じているのだとしたら、
それは、あなたがこれまで自分を犠牲にしてまで子どもを最優先にして生きてきた、かけがえのない証です。
誇りに思ってください。
でも、これからは
あなた自身の人生を、あなた自身のために生きる番です。
日本では多くのご家庭で大学の学費は親御さんが負担していると思いますが、
もし少しでも自分のために使えるお金や時間があるのであれば、
これからは「自分にお金や時間をかける」ことをぜひ始めてみてほしいと思います。
たとえ経済的にすぐに何かを始めるのが難しい場合でも、
「お金をかけずにできること」「自分の心が動くこと」を少しずつ見つけていくことが、
将来自分に投資できる準備につながっていきます。
自分の時間を取り戻すきっかけ
もし「何から始めたらいいのかわからない」「ひとりではちょっと不安…」という気持ちがあるなら、
そんな時は、そっと背中を押してくれる存在に頼ってみてもいいかもしれません。
必要なときに、そっと寄り添えるようなサポートを心がけています。
私も、そんなお手伝いができたらうれしいです。
子どもはまだ親のそばにいながらも、少しずつ自立を始めるこの時期――
親も少しずつ「自分の時間」を持ち始める準備をしていけるのです。
「あなたの“好き”を、見つけてみませんか?」
たまには、自分を一番に考えてみませんか?
ゆっくりで大丈夫。
考え始めることで、少しずつ先が見えてくるかもしれません。
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