2025.06.05 ブログ『カナダと日本、こんなに違う高校の卒業式』を更新しました。

カナダと日本、こんなに違う高校の卒業式

みかのカナダ生活

先日、長年通ってくれているお客様のプロム(卒業イベント)のお手伝いをさせていただきました。
保育所の頃から来てくれていた子達が、こんなに立派に成長して…毎回のことながら胸がじーんとします。

せっかくなので、今日はカナダと日本の卒業式の違いについて少し書いてみようと思います。


カナダの卒業式と日本の卒業式の違い

カナダの高校の卒業式には、「プロム」と「卒業式(卒業証書授与式)」の2つがあります。
海外ドラマや洋画でよく見る、ドレスアップしてみんなでダンスしてるようなパーティー、あれが「プロム」です。

ちなみに、ここで書いている「卒業式」は高校の卒業式のことです。


時期の違い

日本の卒業式といえば3月末が定番ですが、カナダでは少し違います。

  • プロム:5月ごろ
  • 卒業式:6月上旬

小学校や中学校には卒業式がなく、入学式にいたっては「そんなものあったっけ?」レベル(笑)


みか
みか

子供達が小さかったころ日本で育った私にはかなり物足りなかったよ

でもお金かからなくて良かったでしょ?

みか
みか

そうだね、そこはありがたかった!

とにかく派手!プロムの豪華さにびっくり

プロムはまさに人生イベント級の一大イベント!

女の子たちは何ヶ月も前からドレスを準備し、中には10万円以上のドレスを用意する子もいるんだとか…!
ヘアアレンジ、メイク、ネイルまでバッチリ決めて、プロのカメラマンに記念撮影。

リムジンをグループでレンタルして写真を撮ったり、大きな湖ではハウスボートを借りてパーティーをしたり…
まるで結婚式並みの華やかさです!

みんな一体どれくらいのお金を費やしてるんだろう。。。。

みか
みか

ピンキリだと思うけど女の子は20万円ぐらいかけてる子も中に入るんじゃないかな


ミカのところも娘さんの時かなりお金かかったんじゃない?

みか
みか

あの子は古着屋さんで買ったドレスが8000円ほどで、ちょっとお直ししてもらって、ヘア、メイク、ネイルは私がやったから靴やバッグを入れても3万円以下だったと思うよ!

ジェームス
ジェームス

なんて親孝行な娘さん

みか
みか

ほんとだよね!息子達の時の方がかかったかも(笑)スーツを買わないといけなかったから

プロムと卒業式は別もの

プロムがパーティーなら、卒業式は「式典」です。
よく映画やドラマで見る、ガウンとキャップをかぶって帽子を空に投げるあのシーン。あれが卒業式の方。

プロムに比べて卒業式はシンプルで、服装も少しきちんとする程度。
キャップをかぶるので、髪型にこだわらない子も多いです。


卒業しても、ふつうに登校します(笑)

これは今でも慣れません(笑)
プロムが終わって、卒業証書授与式が終わっても、そのあと数週間ふつうに学校に通います

日本だと卒業式は「お別れの日」。
先生やクラスメートと涙のお別れ…というイメージですが、カナダは「明日も学校だしね~」という感じ(笑)

だからか、卒業式で泣いてる子を見たことがありません。親の方が感極まって泣いています。
この文化の違い、30年近くカナダに住んでもちょっと不思議な感じです。


感動の瞬間に立ち会える幸せ

私にとってこの時期は、ただのイベントではありません。
小さかった頃から通ってくれていた子たちの、人生の大きな節目に関わらせてもらえることが本当に嬉しいんです。

「こんなに大きくなったんだね」
「大切な日に私を選んでくれてありがとう」

そんな気持ちが自然とこみ上げてきて、毎年心が温かくなります。
このお仕事をしていて本当に良かったなと感じる瞬間です。

先日、とても素敵なお仕事をさせていただきました。

お客様は、私の日本人の友人のお嬢さん。なんと、高校のプロムに袴を着たいと言ってくれたのだそう。その想いに応えて、日本のおばあちゃんが袴を用意してくださったそうで、とても嬉しそうにその袴を身にまとっていました。

今回は、その特別な日のヘアセットを私に任せていただきました。日本の伝統衣装を纏った若い世代の姿に、私も胸がいっぱいになりました。

海外で暮らしていると、日本の文化に触れる機会が少なくなりがちですが、こうして子どもたちが自ら「日本」を大切に想ってくれる姿は、本当に感動的です。きっと多くの海外在住の日本人の方が共感してくださるのではないでしょうか。

心が温かくなる、忘れられない一日でした。


来年もまた、どんな成長に出会えるのか楽しみです。


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