京子さん(仮名)は英語環境の中でカナダ人と一緒に働いている40代の日本人女性です。とても穏やかで一緒の空間にいるとほっと出来る雰囲気の持ち主です。
京子さんは、カナダで結婚してかわいい子供達に恵まれ幸せな生活を送っていますが、お子さんの年齢が8歳と5歳ということもあって育児と仕事に追われる毎日を送っています。
あー。。。私もこの頃の子供達一番手がかかったの覚えてる
ボクのお母さんもいまだにボクたちが小学生だった頃の話をすると話したあと疲れ果ててるよ💦
いいママとは?
そんな中でも自分の中で「いいママでいなければならない」という気持ちが大きく、怒らないように、イライラしないように。。。と思えば思うほどイライラも大きくなり、理想の自分と現実の自分のギャップに落ち込む毎日でした。
そんな時に私のコーチングセッションを取ってくれて、果たして彼女にとって「いいママ」とはどういうものなのか?それを一緒に見直して自分を大切にそして子供を愛する。最終的にはそんなバランスを見つけて心の余裕が出てくるようになりました。
一度リセットする事って大事だよね
ハードルを上げすぎていない?
京子さんはとても真面目な人で子供達を愛する気持ちが大きいので、自分を犠牲にすることも多くなりこの「いいママ」のハードルを上げすぎていて、その母親像から遠い自分を見ては凹む毎日でした。
子供達の学校や習い事の送迎(カナダでは学校もスクールバスがない場合は送迎することがほとんどです)、自分の仕事のストレス、毎日の育児や家事。。。。終わりの見えない負のスパイラルの中にいて心身ともに疲れていました。
学校の毎日の送迎は親にとってはかなりの負担なのは間違いない。。
ボクのところは幼稚園から高校卒業するまでスクールバスだったけど、ミカのところは違ったの?
幼稚園から小学校卒業するまではスクールバスがなかったの。。。。
よく頑張ったぞ、かーちゃん!
Thank you!!!
ママが息抜きすることは悪?!
コーチングの内容は、まずは生活のリズムを見直して自分時間を取る作戦から始まりました。京子さんのように毎日毎日自分を犠牲にしていると言っていいほど子供を一番に思い、子育てているママに高すぎるゴールは負担となります。でもこのようなママたちは自分のための一人時間という自分にとって大切な時間を儲けることは「悪」と言ってもいいほど悪いことだと思っている人も少なくないような気がします。
海外で子育てを経験した私から見ていると、特に日本のお母さんたちはそういう人が多いと思います。これは文化や周りの環境がそうさせているのでしょう。毎日の生活が家庭と仕事と子育てで何年も過ごしているママたちはそれを当たり前、みんなやってるから。今は可愛い子供たちのために私が我慢すればいいだけ。と自分の幸せや心の健康を無視していることが多いんです。
ボクのお母さんはヨガ好きで、産後3ヶ月からお父さんにボクたちをお父さんに預けて週2回ヨガに通ってたって言ってたよ
そうなんだよねぇ。。。こっちではそういうこと普通にあるけど日本の環境ではなかなかできないんだよね、きっと
あなた自身が見つける息抜きの方法
あなたが当たり前と思い込んでるこのような事をコーチングをしていく中で本当にそうなのか?と考え直して、自分一人では気づかないことに気づくことができもう少し余裕のある生活が出来るようになるんです。
そこに気づいたらあとは行動するのみ!このママは一人時間ではエクササイズをすることを希望していたので、週3でスポーツジムにいくことをゴールに設定しました。そのジムも一回30分という負担のないものです。
あとは週2一人でお風呂に入る時間を確保すること。本当に子供思いのママなので時どき上の子が「ママとお風呂に入りたい」と言ったら一緒に入ってしまうことがあったのですが、セッション中に一人でお風呂に入るという行動の意味をもう一度考え直してもらうこともありました。お風呂に入っている間は一人でぼーっとしたり、本を読んだり、お笑いの動画を観ていると言っていました。
些細なことに感じる方もいるでしょうが、これは毎日子育てや日々の生活に追われているママにとってはなかなか行動に移せなかったり、継続することが難しくなってきますが、彼女のようにコーチに報告するということが頭の中にあれば続けることが可能になってきます。
一人の時間を一日10分でも作ることってとても大切なんだよ
一日10分でもぼーっとする時間を作るのって脳にとてもいいことだって聞くよね
無理なくバランスの取れた息抜き
彼女は6回のセッションを終えてから半年経った今でも週3のジムと週一のお風呂での一人時間を続けていて子供や旦那さんにも今までより余裕を持って接することができていると言っていました。たったこれだけの事と思う人もいるかもしれませんが、これを何年も続けたらどうなると思いますか?ママは心も体も健康で気持ちにも余裕が出てくるので笑顔も増えます。
ママの笑顔
子供はママの笑顔が大好きです。ちょっと自分に余裕が出ることによって子供が安心できる環境を作ることができるんです。これはみんなにとってウィンウィンだと思いませんか?子供を幸せにするためには自分を犠牲にするのが当たり前。私はこの考えは間違いだと思っています。
皆さんが飛行機に乗った時に言われますよね?緊急時に酸素マスクが出てきたらお子様の前に自分に酸素マスクをつけてくださいって。そこで自分を犠牲にして先に子供に酸素マスクをつけて自分が酸欠になったらどうなりますか?あなたに必要酸素が行き渡らなく気を失ってしまうかもしれません。気を失ってしまったらもっと大変な状況になった時にあなたのお子さんを助けることはできませんよね。
日々の心と体の健康状態だって一緒です。まずはあなたが幸せになること。そこからお子さんや家族の幸せがついてくるんです。
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