美容師になるまでの道のり

小さい頃から大好きだったこと
私は小学校中学年の頃頃から自分の髪の毛を結んだり、友達の髪の毛を三つ編みしたり編み込みしたりさせてもらうことが多く、周りにも手先が器用だねと褒められることがよくありました。もっと小さい頃は赤ちゃんサイズぐらいのお人形さんの髪の毛でいつも遊んでいました。
将来は美容師になりたいという気持ちがあった時もありましたが、そのうちに保育士になりたいと思うようになりました。そしてまた中学生高校生ぐらいから夢が変わり、留学したいと思うようになったので結局美容師にも保育士にもならずに高校卒業と同時にカナダに留学をすることに決めました。
一番下の子が10ヶ月の時に美容学校に通う
カナダに来てからは、語学留学をしていたので「カナダで美容学校に通う」という事は一切思い付かずとりあえず英語を学ぶことに専念していました。ESL(英語を学ぶ語学学校)に通って英語が上達したら自分の力に見合ったコースを取る。。。という一般的な考えしかなかったのです。
それから結婚や出産、子育てを経てまた美容師のことをちらほら考えるようになりました。
私の周りでは日本人で子供がいるのに学校に行っているを人はいなかったし、ましてや子供達がこんなに小さいのに学校に通うなんてもってのほかと思っていましたが、2番目の子が1歳を過ぎたくらいになった時にやっぱり美容師になりたいと強く思うようになっていました。
その時にこの町で唯一の美容学校に行き、パンフレットをもらってお話を聞いてきました。
そんな時、一番下の子を妊娠していることを発覚。もちろん学校については保留となりました。
その後無事に3番目の子を出産し、少し落ち着いてきた頃やっぱりまた「美容師になりたい」と思うようになりました。
ここまで何度もこの思いが戻ってくるということは、自分は本当に美容師になりたいんだと確信するようになりました。

よっぽど美容師という職業に憧れがあったんだね。

小さい時から髪の毛を触るのは好きだったけど、正直自分がそこまで固執してるとは思ってなかったよ。
その時に、もちろん思いました。夫はどう思うだろう?義両親はどう思うだろう?子供をほったらかしにして自分のやりたいことをやって。。。と呆れられるかな?周りの人たちはどう思うだろう?夫の他の家族はどう思うだろう?自分にお金をかけてばかり。。。と思われちゃうかな。。。そういう考えばかり頭の中をぐるぐる回っていました。
色々考えた後、最終的には他人の言うことなんて気にしなくていいと思い、夫とそれから子供たちを見てもらう事になる義母の理解があればいいのではないかと思うようになりました。
正直なところ義母もその頃はどう思っていたかわかりません。誤解されないように言うと、義母は本当にいい人です。その時も理解してくれて、子供の面倒を見るために数年早めに退職までしてくれました。言われたことはありませんが、やっぱり自分の息子に負担のかかることや、孫がママが家にいなくて寂しい思いをするのではないかということは心配だったとは思います。私が義母の立場だったらそう思っていたと思います。ただ、今その時の話をすると「あの時やってよかったね」と言ってくれるので理解してもらえてよかったと思います。

子供達もおばあちゃんに見てもらえてよかったよね。

お義母さんには本当に感謝してるよ!
美容師になってからの道のり

美容師になって1年後に独立
周りに支えられながら美容学校を無事卒業し、すぐに就職も見つかりました。そんな中今まで学校に通っていた間子供達に会える時間が少なかったので、また仕事に追われて子供達と過ごす時間が少ないことに罪悪感を感じていました。
日本の美容師さんがこんなに早く独立することは不可能だと思いますが、こっちではなんでもアリです(笑)ここブリティッシュ・コロンビア州ではなんと、美容師になるために学校を卒業しなくても誰でもなれちゃうんです。
そんな感じで日本よりもかなり「ゆるい」ので、私は色々悩んだのち独立することに決めました。
一戸建ての家を購入
そうは言っても色々ハードルはありました。
まずは、その時私たちが住んでいたのは「タウンハウス」と言って、門から入っていく一つのコミュニティーのような場所でした。決まりが多くて、もちろんそこでビジネスをすることは出来ません。そのため、まずは一戸建てを購入するところから始めなくてはなりませんでした。
こちらでは家を建てるより、中古の家を買うことのほうが主流です。建てるより時間はかかりませんがそれなりにここ!という家を見つけるまでは時間がかかりました。
やっとこれだ!という家を見つけて引っ越しをし、一室を美容室に改造してもらって6ヶ月以上はかかりました。そして2008年6月にとうとう自分のビジネスを始めることが出来ました。

その時の感動はすごかっただろうね!

うん!夢に満ち溢れていたよ笑
仕事、家事&育児の両立
「子供と一緒にいたいから」なんてかっこいいことを言っていましたが、実際始めてみると両立がとても大変でした。夫は育児にとても協力的だったので本当に助かったのですが、彼の仕事はシフト制なので夜夫がいない時に私が仕事となると上での子供達のバタバタや喧嘩が聞こえてくるのでなかなか難しい時もありました。
ここカナダではスクールバスがなければ徒歩圏内ではない限り親が小学生を学校に送迎することが当たり前です。朝8時過ぎに学校に送って行き、放課後2時半に迎えに行くということ小学校に上がってから毎日していました。その前はPre school(プリスクール)と言って幼稚園のようなところを週2、3回行ったり、Kindergarten(キンダーガーテン)という小学校附属の学校に1年通うのですが、うちの子供達が小さい頃は半日で終了だったので一番上が小学生2番目がKindergartenそして3番目がPre schoolの時は2時間に一回あっちこっちに迎えに行き、その間に仕事をする。。。という毎日でした。
今考えると本当に目まぐるしい毎日でした。それでも子供たちを自分で送って行ったり、学校に迎えに行ったり、車の中で子供達とおしゃべりした時間はかけがえのないものだったと思います。私のあの時の決断に後悔したことは一度もありません。
子供達が大きくなってから

自分と仕事を見直すきっかけ
私は常に何か出来ないかとウズウズしているタイプです。
子供達が大きくなってからは、これからは自分や自分のスキルに磨きをかけたいと思うようになりました。
そして5年前にアイリストの資格を取りました。美容師として働く時と、アイリストとして働くときのバランスがとても気に入っていました。
現在は美容師とアイリスととしての自分と、こうしてコーチングをしている自分と全てバランスよくお仕事をさせていただいています。
どの仕事も全部好きな仕事で毎日忙しいですがとても充実しています。

自分の仕事が好きって本当にいいことだよね。

自分の仕事が全部好きだから毎日がとても充実してるよ。



こんな感じのヘアカラーをさせてもらったりしてるよ。

これが根強く人気の『バレヤージュ』というやつだね?!

その通り!一回のコストはあがっちゃうんだけど、根本が気にならないカラーだから長持ちするんだ。
コーチとしての私があなたにできること
私自身がこのような経験があるからこそ今迷っているあなたのお役に立てると思います。
やりたいことがあるけどどこから始めていいかわからない、本当にこれは自分にとって正しい選択なんだろうか、家族に迷惑をかけないかな。。。。
その様に考えている人はたくさんいると思います。
一度コーチングの無料体験セッションを受けてみてください。きっとそこからあなたに一番合っている答えが見つかるはずです。
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